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ロマンノカケラ

あくまでも、ひっそりこっそりヤマトを語る……つもりのブログ。

はじめに…

いらっしゃいませ。
本日は【ロマンノカケラ】にお越しくださいまして有難うございます。

当ブログは宇宙戦艦ヤマト(Part1-復活篇)に関する管理人の思いや、
二次小説が主な話題となっております。
2199、2202について検索等されてお越しいただいた方には大変申し訳ございませんが
そちらに関する話題は、あまり多くはございません。

そのようなブログではございますが、
「構わないよ!」と思っていただけましたら、
どうぞ、ゆっくりと遊んでいってください。

楽しいお話が出来ればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
最新記事はこの記事の下からになります。

Gong wife's help 

2016/08/14
Sun. 23:47

あぁ~。どうも月半ばにならないと更新出来ないような、
そんなペースになっておりますね…

そして…
これを書いていたわけではないのですが
「あの後、どうなったのかなぁ?」なんて考えたら
予定外の小話が出来てしまいました。
まだ途中のものは置いといて(おいっ!)
先にこっちをupすることにします。

即席妄想小話。
お付き合いいただける方はこの先へ。
タイトルもなかなか決まらなくて
結局何を書きたかったのかを考えて
その英語を検索したらこれだったのです。
でも合ってるのかな?不安…
多分…いや絶対におかしな部分もあると思いますが
どうぞお見逃しを…。



- Gong wife's help -


“納得がいかない。”
いかにもそんな表情をした新人が一人、
医務室の扉を開け入室してきた。

「う~ん?」

くるりと椅子が回り顔が見えたその人物は
彼にとってはとても医師とは思えなかった。

(えっ?先生って…このオッサンか?いや、まさか…な。)

相手の顔を見つめながらそんな疑問を抱いていたが
他にそれらしい人物の姿は見当たらない。
おそるおそる訊ねてみた。

「あ、あの…せ、先生は?」

するとその人物はあっさりと答える。

「わしじゃ。」

その答えに彼は眩暈がするようだった。
それはそうだろう。
右手には一升瓶、左手にはコップを持っているのだから。
医師だというその人物は一升瓶をデスクに置くと
呆然と立ち尽くす彼を手招きする。

「なーに突っ立っとるんじゃ、治療に来たんじゃろうが。
さっさとこっちに来んかいっ!」
「あ、は、はいっ!」

勢いに圧されて彼は室内を医師の前へと進んだ。



「ふ~ん…」

ジロリ…と眼鏡の奥の小さな目が彼の頬や口元のキズを見つめる。
しかしそれはほんの一瞬だった。
すぐに、「何じゃ、こんなもの。診察の必要もないわい。」
と言った後、

「おーい、ユキ。」

と奥に向かって声をかけた。
すると「先生、何か?」という声とともに白衣の女性が姿を見せる。
奇妙な医師の次は戦艦には不似合いな美しい看護師。
新人の頭は混乱した。

(どうなってるんだ…ここは…)

そんな彼に構わず医師はその看護師に告げる。

「こいつの手当をしてやってくれ。」

美しい看護師はちらりと彼の顔を見たあと

「はぁ…。」

とは答えるが何やら腑に落ちないようだ。

「アナライザーもおるのに、わざわざ忙しいお前さんを呼びつけてすまんがの、
ほれ、これはあいつの仕業じゃろうが。」
「あぁ…だから…ですか。」
「そういうことじゃ。」

医師の言葉に看護師はふふっと何やら嬉しそうに笑いながら
「わかりました。」と答える。それを確認した医師は
「どれ、飲み直すかの。」と呟き隣室へと去っていった。




「坂本くん…よね?」

椅子に腰かけた新人に看護師が声をかける。

「そうです。ご存知だったんですか?」
「えぇ。さっきの見ていたから。」

目の前の美女が自分の名前を知っている。
しかもその理由が【さっきの】と言われた彼は
ちょっとばかり得意な気分だった。

「光栄です。」
「何が?」
「こんな美しい方に褒めていただけて。」
「美しい?」
「ええ。」
「からかってるの?」
「いえ、とんでもない。」
「そう、有難う。でも私、別に褒めているわけじゃないわ。」
「は?」

相手は“美しい”と言う一言にも表情を崩すことなく凛としている上に
予想もしないことを言われ、彼はそれ以上の言葉を失った。
そんな彼の様子を気にする素振りもなく、
看護師はピンセットでつまんだ脱脂綿に薬品をしみ込ませると
視線が彼の顔の位置ほどになるまでかがみながら、
そっとそのキズにそれをあてていった。

「つっ…。」
「ちょっと我慢してて。」
「あ、はい…。」

手当をされながら彼は考える。
ここに来てから自分の想像を超えるようなことばかりだ。
医務室で酒を飲むような常識はずれの医師、
何だかツンとして感じの悪い看護師。
……いや、想像を超えていたのはそれ以前からだ。
こんな所に来ることになった原因もその一つじゃないか。
大体、何だアイツ。着艦したばかりの俺をいきなり殴りやがって。
だんだんと、様々なことに怒りがわいてくるようだったその時、

「人は見ているものよ。」

看護師が突然、口をひらく。

「実力は、人が認めるもの。自分で認めたら過信するわ。」

手を休めることなく彼女は言葉を続ける。

「痛みは…殴られた方だけに残るものじゃないのよ。」

伏し目がちな表情と最後に告げられたその一言は
それまでにはない切なさを含んでいた。
だが彼にはまだ、その真意はわからない。
ただ…さっきのツンとした様子とは違うということだけを感じていると

「はい、おわり。」

と言って彼女が立ち上がる。
その表情にはたった今垣間見たような憂いはなく
もとの凛としたものに戻っていた。

この日の彼女の言葉の意味を
彼が理解できるようになるのは
もう少し先のことになる。

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コメント

やられた~

>「人は見ているものよ。」「実力は、人が認めるもの。自分で認めたら過信するわ。」「痛みは…殴られた方だけに残るものじゃないのよ。」
私には、全部麻上・雪の声で聞こえて来ました。雪は絶対にそう言いますよね!

>何だかツンとして感じの悪い看護師。
という言葉の中には坂本君がいる!
どっちが感じ悪いんだか (^^)。
医務室に誰が来たのかと思ったら、坂本君だったなんて、ちょっとやられました。(一瞬土門君かな?と。)

坂本君のこと、すっかり忘れていました。
けれど、坂本君ってこういう人なんだよなぁって、口調まで思い出しました!
「新た」以降姿が見られなくなりましたが、2199に北野君は出て来ましたもんね。ブチ監督、忘れてしまったのでしょうか~

ゆきんこ #- | URL | 2016/08/15 04:56 * edit *

さ…先が

さ…先が読みたい(ーー)♥

新人の坂本くんがぶん殴られた後のお話
なんですね🎵

「人は見ているものよ。」

…かあ…(///△///)ユキちゃんには分かるんだ


「実力は人が認めるもの。」
「自分で認めたら過信する。」

私もヤマトに乗艦してくる新人に…よく
『生意気なやつめ』と腹をたててました(笑)
自信とは時にやっかいなもの
ユキちゃんがすべて言ってくれました(*^^*)

「痛みは殴られた方だけに残るものじゃない」

古代くんの胸の内を理解してるユキちゃん
だからこそ彼の辛さや思いに寄り添って
生きていけるんですね

みすず #- | URL | 2016/08/15 05:34 * edit *

Re: やられた~

ゆきんこさま
こんにちは。コメントを有難うございます。

>私には、全部麻上・雪の声で聞こえて来ました。
>雪は絶対にそう言いますよね!
いやいや~、もう褒めすぎですよぉ~
でも嬉しい♪
ユキと坂本くんの場面なんてなかったけど
こんな感じで言ってくれたら嬉しいなという願望ですね。

>どっちが感じ悪いんだか (^^)。
彼は決して悪気はないと思うのですよ。
自信持ってるなぁ~とは思いましたが
それなりに先輩に対する礼儀とかはきちんとしていた
印象がありますので。

> 坂本君だったなんて、ちょっとやられました。(一瞬土門君かな?と。)
おっ!やった!
土門くんもね、殴られてるから(笑)

>口調まで思い出しました!
先に書いちゃいましたけれど、
彼が礼儀はきちんとしていた印象だったのは多分言葉使いが
あったと私は思っています。
古代くんとの初対面の時、「お気に召しませんか?」と言ってたし
それがまた生意気な感じかもしれませんが乱暴な言葉使いではないのですよね。

>ブチ監督、忘れてしまったのでしょうか~
あぁ、どうなんですかね。
特に何もないんじゃないですかね、想像ですけど(笑)

亜矢 #- | URL | 2016/08/15 13:15 * edit *

Re: さ…先が

みすずさま
こんにちは。コメントを有難うございます。

>さ…先が読みたい(ーー)♥
えっ?これの先ですか?
もしそうだったらごめんなさい、考えてない~(^^;)

>「人は見ているものよ。」
> …かあ…(///△///)ユキちゃんには分かるんだ
まぁ、ね~。私の思うユキは
何でもお見通しの生活班長なのですよ♪

>「実力は人が認めるもの。」
>「自分で認めたら過信する。」
命にかかわる任務ですからね、
過信が危険なものだということを感じていたと思うのです。

>私もヤマトに乗艦してくる新人に…よく
>『生意気なやつめ』と腹をたててました(笑)
あっ、そうなのですか?
まぁ新人くんたちも色んなタイプがいますからね~

>「痛みは殴られた方だけに残るものじゃない」
> 古代くんの胸の内を理解してるユキちゃん
> だからこそ彼の辛さや思いに寄り添って
> 生きていけるんですね
死なせたくないからこそ、古代くんは彼を殴ったと思います。
殴った彼の手も痛みを覚えているでしょうが
その心も痛みを覚えていると思うのです。
好きで部下を殴りたいわけではないでしょうから。
そんな彼の心中を、たとえその場を見ていなくても
たとえ彼の口から聞いていなくても
ユキは理解しているだろうと思います。
今はまだ理解出来なくても、いつか彼の思いを分かってくれるように…
ユキが坂本くんに告げてくれたら…と考えました。

亜矢 #- | URL | 2016/08/15 13:28 * edit *

そうかー

確かにこんなやりとりがあってもおかしくないですよねー。
そしてこれが「もっと自信をお持ちなさいな」につながるのですね。

坂本君、しみじみもったいないキャラだと思います。
あそこから、もっと古代君に尊敬の念を持っていく様を見てみたかったです。

れおれお #Sm/ug.UM | URL | 2016/08/15 22:21 * edit *

Re: そうかー

れおれおさま
こんばんは。コメントを有難うございます。

>確かにこんなやりとりがあってもおかしくないですよねー。
きっとあの後、古代くんはそのまま立ち去ったでしょう。
それフォローするのはやっぱりユキかなぁ~と思って。

>そしてこれが「もっと自信をお持ちなさいな」につながるのですね。
そうそう。そこにつなげたかったのですが、
力及ばす…の結果になったような(^^;)

>坂本君、しみじみもったいないキャラだと思います。
>あそこから、もっと古代君に尊敬の念を持っていく様を見てみたかったです。
終盤は坂本くんも変化していただろうとは思うのですが
具体的に印象に残っているようなこともなく…(自分だけかしら?)
その後のシリーズでは登場せず…まったくもったいない使い方ですよね。
加藤(弟)くんと一緒に飛ぶ姿とか、見たかったなぁ…

亜矢 #- | URL | 2016/08/16 18:59 * edit *

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